浄水器は塩素臭を除去する効果があるので、水を美味しく飲みたい人の間で広く普及しています。
不快な臭気の解消は野菜や果物の保存にも役立つイメージがありますが、実際は正反対であり、鮮度を保つことはできません。
浄水器で除去される塩素は消毒剤であり、雑菌の繁殖を防ぐ効果があります。
普通の水道水を使えば野菜や果物に付着している雑菌が取り除かれるので、安全な保存が可能です。
しかし、塩素が除去されると雑菌が発生しやすい状態になってしまいます。
わずかでも汚れが混ざると瞬く間に汚染されるので扱いには注意しなければいけません。
浄水器を通した水は飲みやすい反面、汚染のリスクが高いことから食べ物の鮮度を保つ効果は無いと言えるでしょう。